舌足らず・ろれつが廻りにくい方へ
舌の下についている小帯が、舌の先端寄りにくっついていると、充分に舌が前方へ出にくくなります。
舌を大きく前に出したい時に、充分に出なかったり、がんばって出そうとすると舌のつけ根が痛くなったりします。
それらは、「舌小帯」と大きく関係しています。
舌小帯とは
舌の下にあるひだ
鏡を見ながら口を大きく開け、舌を喉の方へ丸めると舌の下側が見えます。舌の中央にひだのようなものが見えるのが「舌小帯」です。
ハート舌舌小帯は、舌の動きを調節する大事な役割をしています。この舌小帯が生まれつき短い人は「舌小帯短縮症」または「舌癒着症」といいます。
舌を前に出した時に、舌の先が十分に伸びないため下へ引っ張られて、舌の先がへこんでハート型に見えることから「ハート舌」とも言われます。
治療方法
上記に述べた症状の場合には、麻酔下で電気メス等で簡単な手術をすれば改善されます。
使用器具
治療の流れ
まず「オラキックス」という速効で効果が出る表面麻酔で痛みを感じなくしてから、電動麻酔器で麻酔をします。
次に電気メスで舌小帯に横切開をいれ、充分に舌が伸びる様になったら、縫合します。
しばらくは辛いものがしみますが、4~5日すると糸がとれます。