舌小帯上位付着

舌足らず・ろれつが廻りにくい方へ

舌の下についている小帯が、舌の先端寄りにくっついていると、充分に舌が前方へ出にくくなります。

舌を大きく前に出したい時に、充分に出なかったり、がんばって出そうとすると舌のつけ根が痛くなったりします。

それらは、「舌小帯」と大きく関係しています。

舌小帯とは

舌の下にあるひだ

鏡を見ながら口を大きく開け、舌を喉の方へ丸めると舌の下側が見えます。舌の中央にひだのようなものが見えるのが「舌小帯」です。

ハート舌舌小帯は、舌の動きを調節する大事な役割をしています。この舌小帯が生まれつき短い人は「舌小帯短縮症」または「舌癒着症」といいます。

舌を前に出した時に、舌の先が十分に伸びないため下へ引っ張られて、舌の先がへこんでハート型に見えることから「ハート舌」とも言われます。

治療方法

上記に述べた症状の場合には、麻酔下で電気メス等で簡単な手術をすれば改善されます。

使用器具

治療の流れ

まず「オラキックス」という速効で効果が出る表面麻酔で痛みを感じなくしてから、電動麻酔器で麻酔をします。

次に電気メスで舌小帯に横切開をいれ、充分に舌が伸びる様になったら、縫合します。

しばらくは刺激物がしみますが、4~5日で抜歯となります。

舌小帯上位付着の治療

20代男性のケース

舌と唾液腺出口の距離が近いため、舌が動かしにくい状態

手術後5日目で縫合していた糸を除去した状態。
白く見えていますが、自然に治癒していきます。

手術の流れ

①表面麻酔薬(OA)で麻酔予定部位を麻酔して針の刺入時に痛みが出ないようにしておきます。

②局部麻酔をします。

③電気メスで出血しない状態で小帯を切除していきます。

④充分に小帯を伸展できたら縫合をします。

⑤通常5日後くらいで抜歯をします。

その他のケース

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